え!これも和製英語?

 日本語には外来語がたくさん取り入れられていますが、和製英語で外国人には伝わらないものがしばしば混ざっていて混乱のもととなっています。

 そういえば、漢字もしばしば本場中国とは違う意味で使われるようですね。(例:『猪』という漢字は中国では「豚」を意味する)


和製英語のパターン

和製英語のパターンには以下のようなものがあります。

勝手に略しちゃった!
(例)英米:personal computer→日:パソコン

別の意味にしちゃった!
(例)英米:veteran(退役軍人)→日:ベテラン(経験豊富な)

英単語をくっつけて造語を作っちゃった!
(例)英米:ticket agency→日:プレイガイド

和製英語一覧

和製英語正しい英語解説
 カンニング  cheat(ing) カンニング竹山は、米国ではチーティング竹山!?
 フライング  break away 緊張状態を台なしにするのでこう表現する
 サイン  autograph signは英語では合図という意味になる。
有名人のサイン=
autograph。署名=signature
 アルバイト  part-time job アルバイトは、ドイツ語の「Arbeit」から来ている
 エアコン  air conditioner  省略大好きな日本人が勝手に略しちゃった例
 サラリーマン  office worker  salary=給料。直訳すると給料男ということになる
旦那さんを給料男と呼ぶ妻って恐いですよね
 バイキング  buffet  バイキングは海賊のこと。
海賊っぽい食べ方なので日本ではそう呼ばれる
 ベビーカー  stroller  赤ちゃんの車、ということで和製英語が作られた。
確かにそちらの方が分かりやすいですね
 スタイル(体型)  figure スタイルは形式などを指す。体型には用いない。
×nice style → ○nice figure
 (車の)ハンドル  steering wheel 英語ではハンドル=「取っ手」の意味になるそう
 ガソリンスタンド  gas station 英語ではスタンドというともっと小規模な売店を指す
 ホッチキス  stapler 最近では日本でも正しい表記を見かける
 シャープペンシル  mechanical pencil 和製英語は芯がいつもとがっていることに由来
 ミシン  sewing machine ソーイング・マシーン→マシーン→ミシン…。
ダメな伝言ゲーム的変化ですね。

誤った和製英文に関する面白話

 日本在住のある外国人は、家の近くのコンビニのレジに"WE CANNOT CHANGE."と書いてあるのを見て笑ってしまったそうです。 お店は「小銭への両替はお断りします」と言いたいのですが、ネイティブにとってこの英文は「私たちは変われません」という意味に取れるそうです。
「変われない」って、すごい頑固な人みたいですね(笑)

 上記の英文の何が問題かというと、CHANGEの後にお金という目的語がないことです。ただし、"WE CANNOT CHANGE MONEY."としたのでは、小銭への両替でなくて外貨両替のようなニュアンスが出てしまうそうです。うーん、難しいですね。小銭への両替を断りたい場合の正しい英語は"WE DO NOT MAKE CHANGE."。両替が100%不可能というわけではなくて断りたいということなので、CANNOTの代わりにDO NOTを用い、CHANGEは「小銭」という名詞で使っています。


実は和製英語だと知らなかった言葉ランキング

gooランキング−「実は和製英語だと知らなかった言葉ランキング」 には、以下のような和製英語がエントリーされています。正しい英語の方をカタカナ表記すると、ちょっと違うものをイメージしてしまいそうですね。

 管理人は「パーソナルコンタクト」と聞くと、「ビジネスなどにおいて個人的に連絡を取り合うこと」のような気がしてしまいます。また、リノベーションと聞くと、「企業の改革」のような大仰なものを思い浮かべてしまいます。 このギャップを埋めるのが、英語上達の秘訣なんでしょうね。

順位和製英語正しい英語
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